2011年6月16日木曜日

プラチナのコンバーターを銀色にする

手作業でメッキを落としました。


プラチナ万年筆待望の新型「本栖」は透明軸にロジウムメッキ。それに対してプラチナのコンバーターは金色一色のみ。プレジデント透明銀の頃からの問題なんですが、定番商品の心機一転リニューアルでも銀色コンバーターは出ないようです。そういうわけで、自前で金メッキを剥がしてしまいました。


具体的な作業内容としては、
1.乾燥した#1500のエメリー紙で荒く金メッキを落とす。
2.同エメリー紙を濡らし、全体を均一に磨く。
3.ティッシュにダイヤモンドペーストをとり、全体を磨く。
といったようになります。仕上げはダイヤモンドペーストの代わりに普通の金磨きでも良いと思いますが、金磨きだけでメッキ落としの工程までやろうとすると手間が大変ですので、やはり紙やすりも併用した方が良いと思います。
紙やすりによる作業なので、やすりの入れない隙間や裏側までは研磨することができません。ちょっと覗き込むと金色が見えてしまうのですが、万年筆に装着してしまえば見えない場所なので良いことにします。
ちょっと気になるのが錆びの問題。コンバーターの金属が何で出来ているのかわかりませんが、金メッキが錆止めの役割をしていたとしたら、このままこのコンバーターを使っていると錆びてくる可能性も否定出来ません。本当だったらニッケルメッキでも施すべきなのですが、残念ながらメッキセットは最低でも数万円する高価なものばかりで購入に至っておりません。

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